昭和40年代にホテルやビル火災など悲惨な火災事故で多くの犠牲者が出て社会問題になりました。
その結果、昭和48年の消防法の改正で、大勢の人の集まる建物、特殊建築物については消防法と、建築物基準法の規制を受けるようになりました。
当時、壁紙は今ほど普及しておりませんでしたので、この業界ではカーテンとカーペット類が、その対象となりました。
これには、消防法に基づいて消防庁の認定からなる『防炎表示者認定』の資格がなければなりませんでした。
それも、個人や地域の団体程度では相手にしてもらえませんでしたので、県単位でとりまとめる必要がありました。
さらに、日本室内装飾事業協同組合連合会(略称・日装連)の傘下に団体加入し、防炎協会が発行したラベルを日装連、県の組合を通じて、はじめてラベルの支給が受けられる、というものでした。
そして、県内にあった2〜3の地域団体がまとまって、全県下の業者に呼びかけ、昭和49年にこの組合が設立されました。